パリモーターショー2018 DS 3 CROSSBACKとE-TENSE、DSブランドにおける電動化ロードマップを発表(抄訳)

新しいフレンチラグジュアリーカーブランド、DS Automobiles(以下、DSオートモビル)は、2018年パリモーターショーにおいて、4つのワールドプレミアを行いました。また、これらはすべて電動化モデルとなります。

  • DS 3 CROSSBACK - ハイテックスタイルのアイコニックなSUV
    そして100%電動のピュアEVバージョンのDS 3 CROSSBACK E-TENSE
  • DS 7 CROSSBACK E-TENSE 4×4 - ハイパフォーマンスハイブリッドガソリンパワートレイン搭載
  • DS E-TENSE FE 19 - FIAフォーミュラE選手権のための100%EVシングルシーターフォーミュラカー
  • DE X E-TENSE - 2035年のラグジュアリーのありかたを予言するDSブランドのフルEVドリームカー

DSオートモビルはDS 3 CROSSBACKのワールドプレミアに伴い、欧州において限定仕様DS 3 CROSSBACK LA PREMIÉREの受注を開始いたします。また、新しい限定仕様、DS 3 FOREVERを公開。会場となるPort de Versaillesのパビリオン1にてDSオートモビルは来場者をDSの未来の世界に誘います。LEDライトによる通路の装飾とE-TENSEのサイン(E-TENSEはDSモデルの電動化バージョンを示しています)が目印となります。

“パリモーターショーにおいて、4つのワールドプレミアを行うDSオートモビルは、そのブランドの歴史に新たなる一章を書き加えることになります。未来はここからすでに始まっているのです!電動化は、DSブランドのストラテジーのコアとなるものです。DSブランドの最初の電動化モデルとなるDS 7 CROSSBACK E-TENSE 4×4~ハイパフォーマンスなハイブリッドパワートレインを搭載~と100%ピュアEVのDS 3 CROSSBACK E-TENSEは2019年に路上に現れるのです。そして2025年には、すべてのDSのモデルが電動化を果たすでしょう”とDSオートモビルCEO Yves Bonnefontは語っています。

DS 3 CROSSBACK : ハイテックスタイルアイコン

DSブランド第二世代の第二弾、DS 3 CROSSBACKはハイテックスタイルアイコンとして、エクスクルーシブなテクノロジーと独自の洗練性を備えています。DS 3 CROSSBACKは、都市生活者のためのコンパクトカーであると同時に、長距離移動を可能とする二面性を持っています。DS MATRIX LED VISIONヘッドライト、ボディに埋め込まれた自動格納ドアハンドル、フルデジタルドライビングディスプレイなどを備え、これらアバンギャルドな装備の数々は安全技術、運転支援、オーディオ環境とあいまって洗練された快適性を提供します。

DS 3 CROSSBACKには、多彩なカスタマイズのオプションが用意されています。10のボディカラー、10のホイールデザイン、3つのルーフカラー、5つのインテリアからオーダーが可能です。特にインテリアのインスピレーションはDS MONMARTRE、DS BASTILE、DS PERFORMANCE LINE、DS RIVOLI、DS OPERAをラインナップ。そしてもちろん、ローンチ限定仕様としてDS 3 CROSSBACK LA PREMIÉREが用意されます。

DS 3 CROSSBACK E-TENSE : 妥協なきスタイルと性能

今回パリモーターショー2018にてワールドプレミアされたDS 3 CROSSBACK E-TENSEは、スタイリッシュなフルEVへの渇望が、ついに具現化したものといえます。2019年後半に欧州で発売予定のこれは、電気モーターを始めとする最先端のテクノロジーによる妥協なき性能を備えています。

  • 320km(WTLPサイクル)および430km(NEDCサイクル)の航続距離
  • 20%以上のエネルギー回生が都市部走行で可能な省エネルギー性能
  • 260Nmのトルク
  • 0-50km/hまでの加速性能は3.3秒、0-100km/hで8.7秒

この性能はインテリアスペース、ドライビングプレジャー、ダイナミズム、静粛性をなんら犠牲にすることなく、実現しています。DS 3 CROSSBACK E-TENSEのテクニカルスペックは以下の通りです。

  • 100kW/136hpの電動モーター
  • 50kWhのリチウムイオンバッテリー
  • 回生ブレーキシステム
  • 市場のあらゆる充電設備に対応(自宅、ウォールボックス、100kW超高速充電など)
  • 新世代型ヒートポンプを採用し、室内の温度調整とバッテリーの温度最適化を実現

DS 3 CROSSBACK E-TENSEは三相型11kW充電ウォールボックスでフル充電まで5時間、公共の100kW急速充電システムで80%30分で充電可能(1分間で9km走行相当)。

DS 7 CROSSBACK E-TENSE 4×4 : DSによるDSのためのプラグインハイブリッドパワートレイン

今回パリモーターショー2018にてワールドプレミアされたDS 7 CROSSBACK E-TENSE 4×4は、成功をおさめたDS 7 CROSSBACKのすべてを受け継ぎ、さらに瞠目すべきパフォーマンスを備えた再充電可能なプラグインハイブリッドドライブトレインを搭載しています。

  • 300hpの最高出力
  • 450Nmのトルク
  • 0-1000m加速27秒
  • 四輪駆動
  • 50kmのEVによるゼロエミッション走行モード(WLTP規格)
  • 効率的なパッケージングとアーキテクチャによる、広いインテリアスペースとトランクルーム
  • 200phのガソリンエンジン
  • 2基の80kW電動モーター(フロントとリア)
  • コンパクトな13.2kWのリチウムイオンバッテリーを後席下に格納
  • 電動リアアクスルによる四輪駆動のパフォーマンス

このE-TENSE 4×4テクノロジーは、欧州の一般的なコンセントからは一晩で充電可能です(3.3kW充電器で8時間)。急速充電を行う場合は32Aコンセント(ウォールソケットおよび6.6kW充電器)で2時間

DS X E-TENSE : DSが描く2035の未来像

DS X E-TENSEは2035年を想定したDSオートモビルのラグジュアリーカーの未来のヴィジョンです。これはテクノロジーと詩的な美という異なるものの融合を目指しています。DSチームは明日のラグジュアリーのあるべき姿を夢想し、そこからインスピレーションを得て、このコンセプトカーをデザインいたしました。テクノロジーは常に進化していきますが、そこに美と人間性と感性と卓越性もまた常に備わっていなければならないと考えています。DSチームは2035年という未来に人々がDSに乗ることで、どのように人生を謳歌するのかをイメージしました。

DS X E-TENSEhはDS Performanceによる電動パワートレインを搭載しています。また、このドリームカーはフランスのサヴォワフェール、職人的技巧もまた備えており、Maison Lamariéの工房による編み込まれた革や象眼された鳥の羽などがインテリアにハーモニーを奏でています。時計マニュファクチュアラーのB.R.Mはヴァーチャルウォッチを開発し、FOCALサウンドバーがアコースティック環境を整えています。

DS X E-TENSEhは二面性をもったドリームカーです。左右非対称で、片方はコックピット、もう片方はコクーン(繭)と呼んでいます。これはEVのハイパワーによる鮮烈なドライビングプレジャーと自動運転を使い分け、ブレンドさせることを表現しています。

※上記情報はすべて本国発表の抄訳です。


DS Automobilesについて

DS Automobiles(DSオートモビル)の目指すところは伝統のクルマが身にまとうアヴァンギャルド、前衛の精神「SPIRIT OF AVANT-GARDE」を受け継ぎ、フレンチブランドだけが成しえる「ラグジュアリー」をキーワードとしたフランスの自動車文化を復活させることです。ブランドの源泉となったDSは1955年の発表以来、今もなお20世紀のフランス自動車産業を最も象徴するクルマとして人々に親しまれています。ビジネスでの成功はもちろん、シャルル・ド・ゴール大統領をはじめ多くの政治家や著名人、セレブリティらから愛され、また映画シーンでの起用やスポーツシーンでの活躍などDSはフランスの人々の生活に彩りを添え、フランス流のスタイルを全世界にアピールしています。DS Automobilesは、この伝統をバックグラウンドに2014年6月1日にシトロエンから独立し、立ち上げられました。DSブランドは、ひときわスタイリッシュなデザインやテクノロジー、ニーズに合わせてダイナミックに変化する快適性とディテールや素材にこだわったプロダクトを提案していきます。

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